介護士の転職成功は情報収集から!求人の探し方を徹底比較

キキ

介護業界での転職を考えているあなたへ。「どこで求人を探すべきか」という疑問にお答えします。今回は、ハローワークや転職サイト、紹介会社などの特徴を分かりやすくご紹介します。

転職を考える理由は人それぞれ

介護の現場で働いていると、さまざまな理由で転職を考えることがありますよね。

「今より給与条件の良い職場に移りたい」「自宅から近い施設を見つけたい」「職場の人間関係に疲れてしまった」など、理由は十人十色。でも、どうやって新しい職場を探せばいいのか迷ってしまいますよね。

転職先を探す5つの方法

介護職が転職先を見つける方法は、大きく分けて5つあります。それぞれの特徴をご紹介します。

1. ハローワーク

厚生労働省が運営する公共職業安定所です。全国各地にあり、無料で利用できるのが最大の魅力。

ハローワークの雰囲気は、地域に根ざした求人情報が豊富で、特に中小規模の施設や事業所の求人が多い印象です。職業相談や失業保険の手続きもできるため、離職中の方には特に便利なサービスと言えるでしょう。

良い点

  • 地元密着型の小規模施設の求人が見つかりやすい
  • 幅広いジャンルの求人情報がある(小規模デイサービスや福祉用具会社なども)
  • 公的機関なので安心感がある

気になる点

  • 求人情報が基本的なものに限られている
  • 担当者によってサポートの質に差がある
  • 基本的に自分で全て進める必要がある(応募から面接まで)

2. 転職サイト(求人サイト)

インターネット上で、いつでもどこでも求人情報を検索できるサービスです。

「カイゴジョブ」「介護求人ナビ」「マイナビ介護職」など、専門のサイトが多数あります。自分のペースで検索し、気になる求人に直接応募できるのが特徴です。

良い点

  • 24時間いつでも情報収集ができる
  • 最新情報が比較的多く掲載されている
  • 自分のタイミングで進められる

気になる点

  • 応募後のサポートはほとんどない
  • 条件交渉や内部事情は自分で確認する必要がある
  • 条件に合う求人を探すのに時間がかかることも

3. 紹介会社(転職エージェント)

あなたと施設の間に入り、キャリア相談から面接調整、条件交渉までサポートしてくれるサービスです。

「ケアジョブ」「きらケア」「介護ワーカー」「レバウェル介護」などが有名です。担当のコンサルタントがつき、あなたの希望に合った求人を紹介してくれます。

良い点

  • プロの視点で自分に合った求人を紹介してもらえる
  • 面接日程調整や条件交渉も代行してくれる
  • 職場の雰囲気や実情などの内部情報が得られることも
  • 一般に公開されていない非公開求人に出会える可能性がある

気になる点

  • 担当者との相性によって満足度が大きく変わる
  • 希望していない求人を勧められることがある
  • 複数の紹介会社を利用すると情報管理が大変になる

4. 施設への直接問い合わせ・応募

「あの施設で働きたい!」と決まっている場合は、直接施設に問い合わせる方法もあります。

特に気になる施設があれば、ホームページから採用情報を確認したり、電話で求人の有無を問い合わせたりすることができます。

良い点

  • 本当に働きたい場所に絞って応募できる
  • 採用担当者と直接やり取りができる
  • 公募していない求人情報を得られることも

気になる点

  • 現在募集していない可能性もある
  • 複数の施設を比較するのが難しい
  • 条件交渉がしづらいことがある

5. 友人・知人からの紹介

介護業界で働く友人や知人からの紹介で転職するケースも少なくありません。

「うちの施設、人手不足で募集してるよ」という情報は、公式な求人情報よりも早く入ってくることがあります。

良い点

  • 職場の内部事情をリアルに教えてもらえる
  • 採用担当者に推薦してもらえることも
  • 入職後も相談できる人がいて安心

気になる点

  • 人間関係が複雑になる可能性がある
  • 友人との関係性によっては断りづらい
  • 選択肢が限られる

どう使い分ければいいの?状況別おすすめ活用法

それぞれのサービスには一長一短があります。あなたの状況に合わせた最適な活用法をご紹介します。

転職活動が初めて、または不安が大きい人

紹介会社(転職エージェント)をメインに活用しましょう

初めての転職では、履歴書の書き方から面接対策、条件交渉まで不安なことがたくさんあるはず。転職エージェントならこれらを一貫してサポートしてくれるので、転職活動の負担がグッと軽くなります。

まずは2〜3社のエージェントに登録して、相性の良い担当者を見つけることをおすすめします。相性の良い担当者がいれば、その会社に絞って活動するとよいでしょう。

特定のエリアで働きたい人

ハローワークと直接応募を組み合わせましょう

通勤時間や家庭の事情で働けるエリアが限られている場合は、地域密着型のハローワークが強みを発揮します。地元の小規模施設の求人はハローワークにしか出ていないことも少なくありません。

また、特定のエリアの施設をリストアップして、直接問い合わせてみるのも効果的です。「現在求人は出していないけれど、良い人材なら採用を検討したい」という返事をもらえることもあります。

自分のペースでじっくり転職したい人

転職サイトから始めるのがおすすめ

今の仕事を続けながら「まずは情報収集だけしたい」という方には、転職サイトが向いています。24時間いつでもアクセスでき、自分のペースで求人を探せるからです。

気になる求人が見つかったら、そこから転職エージェントに相談するという流れも効果的です。「このような求人に興味があるのですが、似たような条件の職場はありますか?」と聞いてみましょう。

内部事情を知った上で転職したい人

友人の紹介と転職エージェントを活用しましょう

「前の職場のような人間関係は避けたい」「本当の職場環境を知りたい」という方には、内部情報が得られる方法が適しています。

業界内の友人からの紹介や、経験豊富な転職エージェントのコンサルタントから、表向きの求人情報だけではわからない実情を聞き出すことで、ミスマッチを防ぐことができます。

介護職の転職成功の鍵は「情報戦」

介護職の求人は全国に数多くありますが、同じように見える施設でも「人間関係」「教育体制」「離職率」などは大きく異なります。だからこそ、どこから情報を得るかが非常に重要なのです。

私はこれまで1000人以上の介護職の転職をサポートしてきましたが、転職の成功率は相談相手の質情報の取り方で大きく変わります。

特に転職エージェントを利用する場合は、担当者との相性がすべてと言っても過言ではありません。「この人とは話しづらいな」と感じたら、遠慮せず担当変更をお願いしましょう。

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まとめ:複数の方法を組み合わせるのがベスト

介護職の転職では、一つの方法だけに頼るのではなく、複数の方法を組み合わせることをおすすめします。

例えば、転職サイトで情報収集しながら、転職エージェントにも相談し、気になる施設には直接問い合わせてみる。そして友人からも情報を得る。このように多方面からアプローチすることで、より良い転職先に出会える可能性が高まります。

あなたの転職が「ただの職場変更」ではなく「より良い働き方への第一歩」となりますように。焦らず、でもチャンスを逃さず、納得のいく転職活動を進めてくださいね。

何か質問があれば、いつでもコメントで教えてください!介護職の転職に関する情報は今後も更新していきます。

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介護・福祉業界の転職事情に詳しいキャリアコンサルタント。介護職向けに仕事術×転職成功の秘訣を、やさしく・わかりやすく発信。国家資格キャリアコンサルタント保有。介護・福祉業界が得意領域。相談実績1000名超。施設訪問数100件以上。あなたの“働く”が、もっと輝くように
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